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思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

150308 十二夜 @日生劇場

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17:00
演出 : ジョン・ケアード
ヴァイオラ(シザーリオ)/セバスチャン : 音月桂
オーシーノ : 小西遼生
オリヴィア : 中嶋朋子
マルヴォーリオ : 橋本さとし
フェイビアン : 青山達三
サー・アンドルー・エイギュチーク : 石川禅
サー・トービー・ベルチ : 壤晴彦
フェステ : 成河
マライア : 西牟田
船長 : 宮川浩
アントーニオ : 山口馬木也

***

幕を開けたばかりの初日に観に行ってきました。
特に心待ちにしての初日、というわけではなかったのですが、あまりのおもしろさ素敵さにリピチケを今にも買おうとしている勢いです。

ほんと何もかもわたし好みで大好きな作品になりました。
まずは音楽が素敵。
バイオリン、チェロ、コントラバスと舞台上で成河さんが弾くギターの音がきれいで、ストプレなんだけど音楽劇に近いのかな?
公式twitterさんには「音楽に満たされた物語」とジョン・ケアードさんが言っていると書いてありましたが、まさにそんな感じでした。
成河さん演じる道化のフェステはギターを弾きながら歌も歌うのですが、その歌声もまた素敵でね。
ストプレ続きなので最近ファンになったわたしは歌声を聴いたことがなかったのですが、ミュージカルにもまた出て欲しいなぁと思いました。
とりあえず成河さんファンには堪らない作品なことは間違いないです。

あとキャストも豪華で素晴らしいです。
成河さんのことはさっき書きましたが、ブラメリ(日本風に言ってみました)でちょっと苦手かもと思っていた音月さん、男女の1人2役はやはり宝塚男役出身の方はお上手ですね。
シザーリオも入るので実質1人3役みたいなものだと思いますが、演じ分けも上手でさすがだと思いました。

さとしさん演じるマルヴォーリオ。
もうね、色々といじめられたり気がおかしくなった人呼ばわりされたりと可哀想なのですが、おかげでほんとにたくさん笑わせていただきました。
あれはさとしさんだからこそ成せる役だと思います。
あんな素直なマルヴォーリオをおもしろおかしくからかう3人に途中イラっとするぐらい、マルヴォーリオが好きになりました。
さとしさんありがとう。
ラストは振られた3人が佇むというなんとも寂しいシーンがあり、喜劇だけでは終わらない、本人にとっては悲劇的な要素も描かれていて興味深いなぁと思わされました。

こにたんはオーシーノ公爵としてあるべき姿というか、あれが正しい姿だと思いました。
高貴!もう高貴です!繰り返しちゃう。
シザーリオの頭を優しく撫でるあたり、あれは演出なんだと思いますが、ちょっとドキドキしてしまいました。
もう、色男はそれで良いのです。笑
少しだけですがフェステと一緒にギターを弾いてシーンあって、こにたんの弾き語りが好き人間としてはもう少し観ていたかった気もしました。

あとは他にも豪華すぎる出演陣とアンサンブルの方々。
宮川浩さんに禅さんにスンラさんまでいるのに全然歌わないのですね。
出演者だけを観ているとミュージカルだろうと信じて疑わないようなメンツですよね。
中嶋朋子さん以外はほぼ全員ミュージカル俳優さんでもあるのでは?…とずっと思っていましたが最後に憎い演出がありました。
成河さんのギターそして指揮での合唱。
どんどん声が重なっていくラストはちょっと泣きそうになるぐらい素晴らしかったです。
あのラストはぜひ観ていただきたいので、先に帰らないように時間に余裕を持ってご観覧なさることをお勧めします。

やっぱりジョン・ケアードさんの演出は素晴らしく、回るセットも照明も展開もそして音楽も、全部わたし好みでした。
シェークスピアがこんなに笑えるなんて知らなかったし、演劇が苦手な方にも挑戦してもらいたい作品だと思いました。
台詞は少し難解なところもあり、一度では理解しきれない部分もあったのですが、ストーリーが分からないという訳ではなくて、理解できたらもっと楽しめるんだろうな、という感じ。
特に成河さんフェステの台詞はもっと理解して噛み締めたい。
道化の頭の回転の早さに、一度の観劇でついていく賢さはわたしにはどうやらなかったようです。

こうしてリピーターが出来上がる、というわけですが、きっと一度観たら好きになる、そんな作品だと思いました。
難しそうと敬遠せず、ぜひ観てみてもらいたいです。
とりあえずわたしは好きな作品!大好き!