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思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

150224 三人姉妹 @シアターコクーン

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18:30
オーリガ : 余貴美子
マーシャ : 宮沢りえ
イリーナ : 蒼井優
クルイギン : 山崎一
ナターシャ : 神野三鈴
チェプトゥイキン : 段田安則
ヴェルシーニン : 堤真一
ソリョーヌイ : 今井朋彦
トゥーゼンバフ : 近藤公園
ローデ : 遠山俊也
フェドーチク : 猪俣三四郎
フェラポント : 塚本幸男
アンフィーサ : 福井裕子
アンドレイ : 赤堀雅秋

***

まだ女優さんが主役という舞台をあまり観たことがなく、色々と観劇する中で日本の女優さんたちはどんな演技をするんだろう?と気になったのが観に行くきっかけでした。
余さんも宮沢りえさんも蒼井優ちゃんも好きな俳優さんなので。
あと、世界中で演じられているチェーホフの戯曲がどういうお話かというのも、舞台を観る上では知っておいた方がいいかな、と。

モスクワに帰ることだけを夢に見て田舎町で暮らす三姉妹のお話ですが、三姉妹とも個性があってそれを演じきっていて素晴らしかったです。
余さんは長女+先生=正義。
りえさんは次女+恋=自由。
蒼井優ちゃんは三女+夢=純粋。
言い表すならこんな感じでしょうか。

モスクワには帰れない、それが現実となってからは優ちゃん演じるイリーナが哀しかったです。
お姉さんたちはきっと心のどこかで戻れないことは分かっていたのでしょう。
でもイリーナは純粋に信じていた。
それが足元から全部崩れたんですもんね。
誰かに縋りたくなる気持ちも分からないでもない。
蒼井優ちゃんはそんな役にぴったりでした。

宮沢りえさんの妖艶さも素晴らしかったなぁ。
不倫をしてもベタ惚れな夫には許される、そんなマーシャですが、あの妖艶さがあれば許されます。説得力抜群です。
あの美しさを10mの距離で観れたことだけでも観に行ったかいがあったかもしれない。(言い過ぎ)

シスカンパニー作品は初めてでしたが、ものすごく有名な俳優さんたちがたくさん在籍されているのですね。知らなかったー。
男優さんたちも、堤さんをはじめとして演技が上手い人たちばっかりでした。
韓国にも演技が上手い俳優さんはたくさんいますが、やはり日本は層が厚いですね。
どの年代にもそこに生きる役者さんがいるのが凄い、と実感します。
演劇を観るようになって、俳優さんたちの熱量を感じられる舞台では特にそう思うことが多くて、最近はすっかりドラマが見れない体質になってしまいました。

三人姉妹という戯曲が出来上がった時代は、きっと今よりもずっと女性が一人で生きていくのは厳しい世の中だったんだと思いますが、そんな時代だったからこそ、最後の「生きて行かなければ、私たちは生きて行かなければ。」という台詞にとても重みがありました。
自分の脚でしっかり立つ。
だからと言って決してひとりではない。
誰かに寄り掛かったり助け合ったりしながら、自分なりにわたしも今のこの世界を生きて行かなければ、と思いました。