思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

150209 ユイット∞ @シアタークリエ

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20:00
ムッシュー・アン : 井上芳雄
マダム・ドゥー : 彩吹真央
ムッシュー・トロワ : 坂元健児
マドモアゼル・キャトル : ジェニファー
ムッシュー・サンク : フィリップ・エマール
マドモアゼル・シス : 蘭寿とむ
ムッシャー・セット : 大貫勇輔

***

夢と幻想と現実が混ざったような不思議な舞台でした。
SHOW-ismシリーズは初めてだったのですが、小林香さんのこだわりが詰め込まれた作品なようで楽しませていただきました。
ワインを飲みながらお客さんが観れるというのも今までなかったですよね。
しかも飲み放題の上に、途中でキャストの皆さんがサーブしてくれるというスペシャルコーナーもあるのです!
わたし元々お酒弱すぎるのでほとんど飲めませんが、ちょっとだけ白ワインをいただいてホロ酔い気分。
あんまり飲むと寝ちゃうのでね。ホロ酔いぐらいで。
今回は前の方の席で通路側と絶好のポジションにいたにも関わらず、ドSなよしおさんは「うーん、今日はここじゃない!」と言って素通りして行き注いでもらえませんでしたが、そんなこと気にしません。
フィリップさんにチョコもらったこらいいんだもん。

ミュージカルというか、やっぱりこれはショーなのかな?
ストーリーのあるショーといった感じ。各キャストに魅せ所があって、メッセージ性はありながらもストーリーとして繋がってはいないという不可思議な作品でしたが、真意はなんとなく分かりました。

よしおさんの歌声には無条件に泣けるようにわたしの頭の中はプログラミングされてしまったようで、毎回どこかでは常にうるうるしてしまいます。
今回の泣きポイントは思われ木の葉。
家族を亡くした青年が前を向いて立ち上がる曲なのですが、このときのよしおさんが素晴らしくて涙。
今さらですが、そして何度も同じこと思ってますが、ミュージカル俳優さんなんだなぁと実感します。

あとは大貫さんの孔雀にも感動。
これは観てない人には何のことかさっぱり分からないと思うのですが、ここのダンスが本当に美しくて素晴らしいのです。
この場面はソロでいいんじゃないか、と何度か思いましたが、その辺りはきっと大人の事情があるのでしょう。
理由あってロミジュリやら色々を見逃し続けているので、実は生で大貫さんを観るのは初めてなのでした。
大貫さんががっつり踊るダンス公演が観たい今日この頃です。

他のキャストも、皆さん歌もダンスもお上手で惚れ惚れしちゃいますね。
さかけんさんは相変わらずハイトーンボイスで素敵だし、彩吹さんはコミカルなキャラを演じる姿がとても好きです。
そして蘭寿さんはもう顔ちっちゃ!顔ちっちゃ!と思わず2回言ってしまうほどスタイル抜群でした。
あの細さと顔の小ささは尋常じゃない。
さすが元トップ、貫禄ありました。

最後は不老不死の薬をシスが自ら飲んでアンと一緒に生きることを決める、という結末でしたが、ここはわたしはアンの気持ちを推し量って不老不死は選ばない、というラストがよかったなぁと少し思ったりしました。
それの方がより深いような気がして。
その辺りまでしっかり伝えるのは難しいのかもしれないですが。

今回は舞台が本当に近くて、見たいところがたくさんあって目が足りませんでした。
実はもう一回観れるので、次は少し離れて客観的に楽しみたいと思います。