ピップ : 笠原浩夫
ヤングピップ : 関戸博一
エステラ : 青木隆敏
ミス・ハヴィシャム : 倉本徹
ジョー : 仲原裕之
ミセス・ジョー : 緒方和也
ビディー : 千葉健玖
ウォプスル : 藤原啓児
マグウィッチ : 船戸慎士
ジャガーズ : 山﨑康一
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2014年の観劇納めはこちらの作品。
2度目のStadio Life作品ですが、チャールズ・ディケンズ原作のこちらの作品を選んでみました。
2時間20分の休憩なしというわたしにとっては結構過酷な作品でしたが、特に後半はダレることなくどんどん加速していくように話が進んでいき、とてもおもしろかったです。
ストーリーとして、人間としての尊厳や善悪、本当の裕福とは何か、そんなことを壮大な視点から描いているようなお話だな、というのが感想で、同じ作者だからかレミゼラブルと通じるものを感じました。
本当の幸せというものは、やっぱり莫大な遺産でも地位でもなくて、すぐ側にある小さなものの積み重ねなんだとわたしは思います。
それでも人間は欲深い生き物だから簡単には見つけられないんだけど。
最後のシーンの続きがあるとしたら、ピップとエステラが心を通わせて、ささやかだけど幸せな生活を送っていることを願います。
前回観たStadio Life作品は新人さんもたくさん出ている公演だったので、正直演技力に差がありすぎてそこが気になってしまったのですが、今回はそんなことは感じさせないキャスティングで素晴らしかったです。
特にヤングピップ役の関戸さんよかったな。
遠目から観ていたので、先日観た田村良太くんとちょっと似てるなぁと思いながら観ていました。
あ、話がいきなり変わりますが、劇場が何だか凄かった。
シアターサンモールってStadio Lifeではよく使われる劇場なのでしょうか？
ゴシック形式のマンションの地下に劇場があって、ものすごく雰囲気がありました。
今回の作品のような厳かな雰囲気の作品によく似合う劇場で、それも何だか嬉しかったです。
たどり着くのが大変だったけど。
Stadio Lifeは今年30周年だそうで、わたしが前回観たトーマの心臓はDVD化されるそうです。
代表作がたくさんあるので、観てみたい作品もまだまだたくさん。
これからも機会と作品を選んで、Stadio Life作品も観に行ってみたいと思います。
