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思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

141218 ショーシャンクの空に @シアタークリエ

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19:00
アンディ・デュフレーン : 佐々木蔵之介
レッド : 國村隼
トミー・ウィリアムズ : 三浦涼介
ボグス・ダイアモンド : 谷田歩
ブルックシー・ハトレン : 小林勝也
グレゴリー・スタマス : 板尾創路

***

人間にとって最も必要なのは希望。
映画を観たときもそう思ったことを思い出しました。

ずっと昔に映画を観たもののほとんど忘れかけていて、ストーリーすら思い出せない状態だったのですが、やっぱり観ているうちに思い出してくるものですね。
この作品の映画が好きだという人たちほとんどが同じシーンが好きだと言うのですが、わたしもそれに同じくアンディ・デュフレーンが下水道を抜けて雨に打たれるシーンが大好きで、雨が降った日にびしょ濡れになりながら手を広げてみたいと何度も思ったことがあります。
(抑圧された経験がないので実行したことはありません。笑)
舞台版でもあるのかな?と思い会場に入って舞台の天井を見ましたが、雨降り装置はなさそうだったので早々にそれは諦めました。

ロンドン版演出だそうですが、鉄格子を楽器代わりに使ったり舞台セットになっていたりと使い方がとてもおもしろかったです。
BGMとして使われる音楽もハーモニカも心地よく、囚人服に身を包んだパーカッションの方ずっと舞台後方にいらっしゃって、リアルな音を奏でてくれていました。
出来上がりがとても成熟した舞台だなぁという印象。
出演者の方々も安定高値な演技をされる方が多かったからかもしれません。

蔵之介さん、舞台では初めてでしたがまずは触れなくてはいけないでしょう、素敵なお身体のことを。笑
冒頭から生着替えシーンで、予想してなかったので驚きました。
そして鍛え抜かれた身体にまたびっくり。
さすが最後の独身ですね。←違
刑務所に服役する初日からシーンが始まるのですが、目がかなりギョロっとしていて少し怖いぐらいでした。
自分の地位を確立していく中でその怖さは感じなくなってきたので、あれもきっと演技だったんでしょうね。
2列目ととても近かったのでよく見えたのですが、目で語れる役者さんなんだなぁと実感した瞬間でした。
穏やかで、でも誰にも見えない底なしの強さを持っているアンディ・デュフレーンは蔵之介さんにぴったりだと思いました。

レッドの國村隼さんもいぶし銀な演技で、ストーリーテラーのような役割も兼ねているのですが、最後のシーンの叫びが素晴らしかったです。
心の底から声を出したらこんな声が出るんだ、といった声。うまく表現できませんが…
希望を持てなかったレッドがひとすじの光を見た瞬間なんでしょう。
舞台版はあの瞬間が雨のシーンと同じくらいの意味を持つような気がしました。

ちょっと残念だったのが三浦さん。
キャラに合わないのかな?なんとなく演技が上滑りしてるような印象を受けてしまいました。
前回観た『私を離さないで』の求が素晴らしかったので期待していたのですが、トミーみたいに底抜けの明るさよりも陰のある役が似合うような気がします。
今後に期待。

板尾さんは嫌な役を嫌ーな感じで演じていてものすごく納得感がありました。←褒めてます。

カッコウの巣の上で』でも思いましたが、アメリカの差別意識ってとても根深いものがあり、観客のわたしもものすごく嫌な気持ちになってしまいます。
ストーリーとして好きか?と言われるとうんとは言い切れないのですが、それでもアンディのように、常に希望を失わず生きる姿勢は忘れないようにしたいと思います。