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思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

141206 MOZART! @帝国劇場

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17:15
ヴォルフガング・モーツァルト : 山崎育三郎
コンスタンツェ : 平野綾
ヴァルトシュテッテン男爵夫人 : 香寿たつき
コロレド : 山口祐一郎
シカネーダー : 吉野圭吾
アマデ : 内田未来

***

お初、いっくんヴォルフ。
芳雄せんぱいとは陰と陽ぐらい違うよ、と聞かされていたのですが、全く違う役作りに後半は観てるのが辛いほどでした。
よしおさんヴォルフはある程度自分の影から最後解き放たれるようなところがあるのですが、いっくんは影に飲み込まれていってしまった。
その姿が辛くて、早く解放してあげたい、誰か助けてあげて…と心の中でつぶやきながら観てました。

よしおさんヴォルフのときはあれだけ父性愛を感じたパパも、ヴォルフを導いてくれたように感じたヴァルトシュテッテン男爵夫人も、インスピレーションを与えてあげられないと背を向けるコンスタンチェも、みんな勝手なことばっかり言ってる。
誰もヴォルフ自身のことなんて見ようとしていなくて、才能(アマデ)ばかり見てる。
そんな風に周りの見え方まで違って見えました。
ヴォルフは違うんだろうなとは思っていたのですが、周りの人まで違って見えるなんて思ってもおらず、そういった意味ではとてもおもしろかったです。

いっくんヴォルフはお母さんの死からがらっと雰囲気が変わりますね。
残酷な人生とか影を逃れてとか、1幕終盤からどんどん自分に向き合って沈んでいく感じ。
人間ヴォルフが才能の化身アマデの重圧に負けちゃったんだろうな。
才能なんてヴォルフはもしかしたら欲しくなかったのかもしれない。
誰よりも人間らしく生きたいと願っていたヴォルフが哀れで、そう思わせちゃうほど観てるのが辛いヴォルフでした。
でも、それだけ感銘深さもあり、素晴らしい演技だったなぁと後から思い出しては震えます。

今回は2階B席だったので帝劇の最後列だったのですが、最後列でもあんなに観やすい帝劇ってすごいですね。
全く見切れない。
そんな構造にも驚きつつ楽しませてもらいました。
いっくんヴォルフは今回限りの予定なのですが、きっとまだ観れるチャンスはありそうなので変化を楽しんでいきたいと思います。
演じるのが辛くないかな、といらぬ心配をしておしまい。