思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

140712 ブラック・メリー・ポピンズ @世田谷パブリックシアター

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13:00
ハンス : 小西遼生
ヘルマン : 上山竜次
アンナ : 音月桂
ヨナス : 良知真次
メリー : 一路真輝

***

ブルメポならぬブラメリ。
言い慣れないですが日本ではそう訳すんだそうです。
去年の夏に韓国で観て以来でしたがまさか日本で観れるとは思っていませんでした。
決して明るい話ではないですが、あの独特な世界観が何とも言えず心に残り、韓国ではリピートしちゃったんですよね。

日本に来るにあたり演出家さんも代わるので、違った雰囲気になるんだろうなーとは思っていましたが、若干マイルドになっている感じですかね。
もっと心にずんずんくるイメージだったのでちょっと拍子抜けです。
翻訳作品なので説明口調になってしまうのかどうか分かりませんが、言葉が多すぎて大事なとこが見えなくなった印象。
ラストも少し変わっていました。
ここをなぜ変えたのかがちょっと理解できず、なんとなくモヤモヤ感が残り韓国版が観たくなってしまいました…

正直、どんどんこういう機会が増えるといいなと思う反面、劇場の規模が変わることで世界観まで変わってしまうことに少し違和感も感じてしまったりしています。
日本的に変えることも必要だとは思いますが、なんだか重要なメッセージが抜け落ちているようでもったいない。
あの濃密な空間がきちんと再現されればよかったのにな。

照明の使い方とか演じ方とかがあるのかもしれませんが、韓国の役者さんは陰の感情を表現するのがとても上手なんだな、と改めて気づきました。
うまく言えないのですが、これが”恨”というものなのでしょうか。
日本の役者さんたちも熱演されていましたが、韓国版に慣れてしまうとちょっと弱い気がしてしまいました。
スリルミーに見えちゃったり(爆)

ネタバレになるとつまらなくなってしまう内容なのでここには書きませんが、結末を分かってから観ていると心がヒリヒリして痛いです。
観てる方がこんなに痛いのだから、普通に演じるのは相当の力量が必要なのかもしれませんね。
だからこそあの韓国版の振付を含めた演出が必要だった気もするのですが、あんまり比べすぎるのもよくないのでこの辺りにしておきます。
とりあえず人には好みがあるということで。

わたしの理解が間違っていなかったことを確認できる機会になりよかったです。
夏休み辺りにブルメポを観に行きたいな。