思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

131116 번지점프를 하다 バンジージャンプする @ドゥサンアートセンターヨンガンホール

本日の出席簿 (最後ㅠㅠ)
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19:00
인우 イヌ : 강필석 カン・ピルソク
태희 テヒ : 전미도 チョン・ミド
현빈 ヒョンビン : 이재균 イ・ジェギュン

***

この秋、恋に落ちた素敵な作品が終わりを迎えてしまいました。
出逢えた嬉しさと、そくさまイヌ先生がもう観れないかもしれない切なさと、最後に見せてくださった素晴らしい舞台が忘れられず胸がいっぱいです。

この11/16という日はそくさまことピルソクさんのマッコン&お誕生日ということで、ちょうど仕事の予定がなくなったのでちょっと無理をして駆けつけてみました。
マッコンを観られないというのが非常に寂しく悔しいということを女神様で十分体験してしまったので、やはり愛情深い作品のマッコンは観なければという思いと、素敵な素敵なピルソクさんのお誕生日をお祝いしたい気持ちもありまして。
一泊二日という強行日程でしたが、本当に行ってよかったです。

この日はピルソクさんだけでなく、ミドさんテヒとジェギュンくんヒョンビンも千秋楽。
出演者の皆さんがひとつひとつのシーンを大事に演じているのがヒシヒシと伝わってきて、これまで泣かなかったようなところでも泣けて仕方なかったです。

特にわたしの大好きなイヌとテヒの山のシーン。
明るく楽しいはずなのに、この後の色々を考えるとすごく切なくなってしまい、二人が幸せであればある程哀しいんです。
ミドさんの澄んだ歌声が素晴らしくて、テヒは少し分かりづらい女の子ですが、イヌだけが一方的に想っているのではなくちゃんと想いが通じ合っているんだな、というのが感じ取れるようでした。
それをこれまでで一番はっきりと感じて涙が…ㅠㅠ
これが最後のシーンに繋がる、というのが本当に巧い作り。

旅館のシーンもとても良かったです。
イヌの情けない愛おしさとテヒの包み込むような優しさが涙なくては観られず。
ミドさんもここは感極まったのかいつもよりも泣いていらっしゃいましたね。

今回もどっぷり作品の世界に入り込んでいたので、二幕に入ってからのそくさまイヌの混乱ぶりや苦悩がグサグサ胸に刺さってきて痛かったです。
生徒たちから責められて囲まれるシーンがあるのですが、もう可哀想で仕方なくて。
本気で助けてあげたいと思ってしまいました。
ただテヒを見つけただけなのに。
約束を果たしただけなのに。

この間放置していたインタビューを読んで、最後の”...아니, 저기서 뛰어내려도 끝이 아닐 것 같아.”という台詞での感情コントロールが難しいとピルソクさんが言っていたので注目していたのですが、そこでとても清々しい表情をしていてそれもまた泣けましたㅠㅠ
この作品を初めて観たときにあんなにしっくりこなくてもう観なくてもいいかなーなんて思っていたのに、すっと入ってくるようになってこんなにも何回も観ることになったのは、やっぱりピルソクさんのおかげですね。

すべてのキャストさんたちが素晴らしかったのですが、イヌの友達テグンとキソクを演じるギホンさんとサンヒョンさんもとても良くて、イヌを助けてあげないひどい人だと若干思っていたのですが、ただ自分可愛さに助けてあげないのではなかったみたいです。
あれだけ想い合っていたイヌとテヒの二人を知っていて、その後イヌがどうやって苦しい時間を過ごしてきたかも側で見ていただろうし、それを乗り越えて17年後に築いているイヌの幸せの継続を祈っているんだな、と。
最後にしてようやく気がつきました、わたし。
気がつかなかったことまで感じるような皆さんの熱演でした。

前回どうしたのかと思うぐらいの混乱ぶりを観せてくれたジェギュンくんヒョンビンですが、千秋楽にふさわしく今回も鬼気迫るものがありました。
今回はテヒだということを思い出してからの演技もすごく良かった。
ライターの火が今回はずっと点いていて(ここ数回不発でした。笑)、昔のシーンが回想されるのですがその時の表情がまた何とも言えず。
最後のNZのシーンでは完全にテヒがそこにいましたね。
結局ソホくんヒョンビンは観れずじまいだったのですが、両方違ったアプローチをしているらしく、話だけ聞くとわたしはジェギュンくんの方が好みかな。
声もきっちりとしたクラシック系の歌い方なのでそくさまとも良く合うし、声量もあるので迫力があります。
公演序盤にも観ましたが、素人目に見ても断然成長してると思います。さすが伸び盛り。
これからもきっと色んな役を演ると思いますが、若手注目株ですね!

だいぶ泣いたので軽く放心したまま終演し、カーテンコールが始まったのですが、ほとんどのキャストが涙涙のカーテンコールでした。
特に初演から努めてきた三人のまっこんということもあり、絆の強さとカンパニーの愛情がこちらにまで伝わります。
ピルソクさんは目を閉じて涙を堪えていて歌えなくなっていました。
これだけ長い間同じ役と歩いてきたことはないそうで、制作段階から関わっている特に思い入れの強い作品なんですよね。
そんなことを思いながらわたしも号泣。
会場からは嗚咽も聞こえるぐらい泣いている人たちがたくさんいました。
キャストだけじゃなくてみんなが愛している作品なんですね。
もちろんわたしたちも。

まずは素晴らしい作品に出会わせてくれたことを感謝。
単なる娯楽作品ではない深い作品なので難しいところもたくさんあったと思いますが、ここまで素晴らしい作品に創り上げたスタッフの皆さんにも感謝。
照明、音楽、キャストどれも素敵でした。
そしていつも優しい笑顔で迎えてくれるそくさま、お疲れさまでした。ありがとうございました。
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