思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

131005 next to nomal @兵庫県立芸術文化センター

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13:00
ゲイブ : 小西遼生
ナタリー : 村川絵梨
ダン : 岸祐二
ヘンリー : 松下洸平
Dr.マッデン : 新納慎也

***

東京千秋楽に続き、兵庫であった大千秋楽も行ってきました。
とても色々考えさせられる作品で重いんだけれども、目を背けてはいけないような気がして、結局は3回も観てしまいました。

今回は2階席だったこともあって3階のゲイブの部屋目線だったので、余計こにたんゲイブに目がいきました。
こにたんゲイブ観るのは2回目ですが、やっぱりいい役者さんです。憂いがあるというか色気があるというか…
圧巻だったのはやっぱりダンとの最後のシーン。
ぎゅっと手を握るところではダンに向かって「もう解放してあげるよ」と言っているかのようでした。
ダンも自分を取り戻してこれからは生きていってほしいというゲイブの願いなのかな。
過去を受け入れられなかったダイアナと目を背けていたダン、2人を救う天使ガブリエルがゲイブなのですね、きっと。
その後の"Light"で上から家族を見つめるこにたんゲイブの表情はまさに天使。
こんなにも素敵な役者さんだと思っていなかったので嬉しい発見です。

千秋楽だけあってキャストの皆さんからご挨拶がありましたが、やはり皆さんで作り上げてきた作品だからこそ思い入れは強いようで、もの凄く仲の良いカンパニーのようですね!
「西宮のお隣、神戸が生んだスター、新納です!」といつものようににいろさんから挨拶が始まり、こにたんの年をいじり、「もうすぐ18歳の『もうすぐ』に重きを置いてきたけど、再演があるなら堂々と17歳です!と言えるように頑張りたい」とこにたんは言ってました。笑

そして最後に安蘭さんが涙ぐみながら、この作品が日本で受け入れられるかどうか不安だったとおっしゃっていました。
でも、それと同時にN2Nを通して、声に出しては言えないけど苦しんでいる人たちの光にもなれれば、という気持ちで演っていたそうです。

受け取り方はそれぞれあって、きっと幾つもの答えがあるんだと思います。
誰にでも手放したくないものはあって、過去がなければ今はないのだけど、そのままを受け入れていくことはやっぱり生きていく上で必要なことなのかな、と思わせてくれました。
またいつか会える日を楽しみに。