思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

130812 Seoul Musical Festival 閉幕ガラショー @忠武アートホール大劇場

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19:00

第2回ソウルミュージカルフェスティバルの閉幕ガラショーに行ってきました。
開幕ガラショーはマイケル・リー様も出演されていたり、ライセンス公演の曲を中心に歌われていたようですが、閉幕ガラショーは創作ミュージカルからの楽曲をキャストの皆さんがパフォーマンスするといった趣旨の公演でした。

会場はかなりの盛況で、無料のパンフレットも配られていたりミュージカルに力を入れていることが分かります。
そして韓国公演を観に行くと必ず思いますがまず客層が若い。今回も実感。
この若い女子たちが熱狂し支えているのですねぇ。
色んなところで日韓のミュージカル事情について触れているところがあるので、ただのいちファンなわたしは触れないでおきますが、もっと日本のミュージカル界にもがんばっていただきたいのが本音。
特に創作ミュージカルを中心にしたガラショーだったからかもしれませんが、これからどんどん外へ出ていこうとする勢いを感じました。
演出家のイ・ジナ先生が最終目標はコンテンツの輸出だとおっしゃっていたのを見たことがありますが、日本ミュージカル界も、別に外に出ていくことを目的にはしていないのかもしれませんが、国内をもっと盛り上げたいのは明らかですよね。
日本にもいい役者さん、作り手さんはいるのだから、それを広げるような努力をしないとね。
内に籠るだけじゃ見えるものも少ないとわたしは思うのですがいかがでしょう。


さて、話をショーの方に戻すと、今回のガラショー、総合司会をソクチュンさんがされるというのでそれも楽しみにしていたのですが、さすがイヤギショーで慣れていらっしゃるだけに会場から笑いも取りながら進めていらっしゃいました。
さすがですねー。

日本ではピーターパンと言えばフライングですが、今回はユン・ボッキ先生がピーターパンとして飛ぶというオープニング。日韓共通なのかな。
その後、ソクチュンさんもフライングで登場されたのですが、ちゃんと降ろしてもらえず宙吊り状態に。
「男だからこれはつらいんだよ…!」と悲痛な叫びを訴えてましたが、結局出てきたナム・ギョンジュ先生に追い払われるように飛んだまま去って行かれました。
結構長い間吊られていたのでほんとに痛そうで可哀想でした。笑

スペシャルゲストというのは皆んな歌うのかと思っていたらそういうわけではなく、ナム・ギョンジュ先生は歌われず紹介だけ。

ほとんどどの作品も楽しかったのですが、特にわたしが楽しかったのは"여보셔"こと『女神様が見ていらっしゃる』チームと『Trace U』の若手ペア。
残念ながらわたしのさらはぬんホジュンペウニムはご出演されていなかったのですが、去年このSMFをきっかけに上演された作品だけに皆さん思い入れも強いのでしょうね。
楽しそうに歌っていらっしゃったのが印象的。
ただステージが広すぎて、やはりこの作品は大学路で観たいと思ってしまったのでした。
来年のアミューズ大丈夫かな…と一抹の不安が。

それにしても最近はホジュンさんとすれ違いで寂しいです。
今回は歌のご披露ですからね。ホジュンさんじゃないよね!(←失礼。)と納得してはいますが、次は何にご出演なさるのでしょうか??
こんなところで何ですが、ホジュンさん여보셔マッコンおめでとうございます。
お疲れさまでした!
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cf.김남호배우님 twitter

『Trace U』からはキム・デヒョンくんとソン・スンウォンくんペア。
去年のプレビュー公演をジェウンさん・ソホくんペアで観てたので曲は分かってるつもりでしたが、ずいぶん本公演仕様になっていたようで違う曲に聴こえてしまいました。
難解な物語で未だに分かってないところが多々あるのですが、ロック好きとしてはまた観てみたいところ。
スンウォンくんは今絶賛ヘドウィグ中ということでかなりお客さんの煽りもうまく、会場も大盛り上がりで楽しかったです。
客席に降りていったりもしてたし、あの可愛らしい顔からは想像できない弾けっぷりでした。(ヘドのときもそうだけど。)
デヒョンくんも盛り上げ上手だし、2人とも歌上手なので迫力があって最高でした。
大学路若手注目株のお2人です。
デヒョンくんは今度チョンガンネで来日が決まっているので楽しみです。

あとはセクシーセルカ同盟が大爆笑でした。
ジュンモさん、ミンチョルさん、コワモテな方々が超ど派手なスーツを着てセルカを撮りながら超ど迫力な歌を歌うという…これにはもう参りましたm(_ _)m
ギャップがおもしろすぎる…!
特にミンチョルさんのスーツ凄かったなぁ。
今思い出しても顔がにやけます。笑

ゲストのチサンさんは『美女はつらいの』からアヴェマリアを熱唱。
この作品は映画しか観てないのでよく分からないのですが、これって主人公の女の人が歌う歌ですよね?
高音も楽々、時折ユダが入りながら歌い上げてくれました。
一曲しか聴けなかったのは残念だけど、ユダ以来のチサンさんが観れて嬉しかったです。
早くジーザスの再演決まらないかなぁ。

あと『ヘドウィグ』はふくよかな女性の方。
存じ上げないのですが有名な方なのかな?
どんなポジションなのか分からないので笑っていいのかダメなのか、なんとなく分からないままだったのですが、わたしには渡辺直美がヘドを歌っているようにしか見えなかったです。すみません。。
イツァーク役がなんとソクチュンさんだったのですが、そのカンペ持ちとしてシャーロック組としてスタンバイしていたキム・スヨンさん、ソン・ヨンジンさんが登場!
これには会場大盛りあがりでした。
個人的にはスンウォンくんも出てくればいいのに!と思いましたがそれは叶わず残念。
ていうか今ふと思いましたが、ヘドウィグは創作ミュージカルの部類には入らないのでは…(矛盾)
まぁ楽しかったからいいか。

あとは日本の小説を原作にした『深夜食堂』や、『パルレ』、『キム・ジョンウク探し』といったロングランミュージカルも素敵だったな。
いつでもやってるし、と観光客なわたしは枠がなくてなかなか観られないのですが、いつかはこういった代表作も観てみたいと思っています。特にパルレ!
12月からは野島さんソロンゴですしね。

わたしの聞き取りが間違いなければ、シャーロックホームズは新シリーズを準備中なんでしょうか?
アンサンブルのシーンを中心のワンシーンを演じてくださり、これはミュージカル観てるみたいでした。
しかしアンサンブルシーンは歌詞が全く分からず、どんなシーンなのか分かりません。。
スヨンさん中心でヨンジンさんほとんど出てなかったことだけは分かる。笑

最後は『アリラン京城26年』が大トリだったのですが、後ろのスクリーンに大きな太極旗を掲げてその前でユン・ボッキ先生が訥々と語りかけるように創作ミュージカルについてお話されていて、なんだかこうやって愛国心というものは育っていくのか、と変な感想を抱いてしまいました。
ウリナラ精神、というのでしょうか。
言葉の端々に国としての威厳や誇りを感じ、そんな中歌い上げるアリランはなんか言葉にできないものがありました。
外国人であるわたしは簡単に拍手なんてしてはいけないんじゃないかという戸惑い。

最後は意表を突かれる感じで異文化に触れて参りましたが、沢山の作品を一度で垣間見ることができて、とても貴重な経験ができました。
またこういうショーにも機会があれば行ってみたいと思います。

セットリスト↓
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