思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

130810 헤드윅 ヘドウィグ @ペガムアートホール

f:id:maayu64:20130812175305j:plain
15:00
헤드윅 ヘドウィグ : 조승우 チョ・スンウ
이츠학 イツァーク : 구민진 ク・ミンジン

***

念願の初スンウ先輩は大好きなヘドウィグでした。
チケット争奪戦には敗れたものの、その後空いていた補助席を奇跡的にゲット。
最後列ではありましたが、あの狭い濃密な空間で観れたということが幸せで、なんか終始ぽーっとしてしまいました。

独自の世界を築かれている、と誰もがおっしゃるのでどうなっているのか興味津々だったのですが、観るとなるほどな、と納得。
確かに演出も全く違うし色んなシーンがばっさりカットされていたり追加されていたり。
今シーズンの2人のヘドウィグとは別物になっていました。

お客さんいじりもすごくて、反応がないと'答えなさいよっ!'と怒ってみたり、スネて'もういいわ、バンドメンバーだけに歌うから'と言いながら後ろ向いて歌ったり。
お客さんとのキャッチボールがお好きなんですねー。

途中で他のヘドにはなかったギターを弾くシーンがありますが、その時にお客さんで思わず"うわ〜っ!"てため息出しちゃった方がいらっしゃって、それがスンウさんに届いたらしいのですね。
それで思わずスンウさん笑っちゃって、'だぁれ?'と尋ねたら前の方の方で。
'分かったわ、覚えておくわ'と言いながら曲が始まったのですが、その後タオルで顔を拭いてメイクが剥がれてタオルに移った化粧後を、'これ私よ?'というシーンのあと、ちゃんときれいに折りたたんでその方にプレゼントされてました。優しい。
조드윅はきちんと反応するといいことあるかもしれません。笑

あとは噂のゲッセマネ!聴けました〜!
英語バージョンですが、トミーの下手な歌に代わって手本をみせるように歌う、という感じで始まるのですが、あれはもうジーザスできるでしょ?といったレベル。
"Why~~~"のところはちょっと掠れたシャウトで、これがまたカッコ良くて鳥肌モノでした>_<
次のジーザス再演ではぜひ演じていただきたい。
何か全く違うジーザスが出来上がりそうな予感。

ヘドの解釈の仕方もスンウ先輩独自のものがあって、"Exquisite Corpse"がかなり特徴的でした。
トミーに変わる前の曲ですが、今まで観たどのヘドも苦しみを吐き出すかのような変わり方だったのが、スンウ先輩は呆然と我を忘れていくかのような変わり方。
こういうヘドもあるんだなぁと改めて作品の奥深さを感じました。

演出家や制作サイドとの信頼関係があってこその조드윅だと思うで、その辺りはさすがだなぁと感心させられました。
モノ言う俳優、という感じでしょうか?
それだけの人気と実力とスター性を持ってるからできることですよね。
やっぱりスンウ先輩はすごいな。

劇中色んな歌い方が堪能できるのですが、スンウさんってもっと聴いていたい、もっと聴いてみたいと思わせる方だなぁということも実感。
これも色んな顔を持つ俳優さんだからこそなのでしょうか。
ほんと不思議な魅力のある方ですよね。
次回作はまだ発表されていませんが、年末のあの作品とかで観れたら嬉しいなぁ。
とりあえず帰ったらGOGO70s観直そう。