12:00
ジャンバルシャン:キム・ジュンヒョン
ジャベール:川口竜也
マリウス:原田優一
コゼット:若井久美子
テナルディエ:萬谷法英
マダムテナルディエ:森公美子
エポニーヌ:平野綾
ファンテーヌ:和音美桜
アンジョラス:杉山侑大
ガブローシュ:松井月杜
リトルコゼット:清水詩音
リトルエポニーヌ:北川真衣
***
やはりレミは素晴らしい。
遅くなってしまいましたが、新演出版観て来ました。
ハッピーエンドとは言えない結末を迎える人たちがたくさんいるのに、こんなに生きるって素晴らしい!と希望が持てるのは、出てくる人物がみんなまっすぐに生きているからだろうなと改めて思いました。
バルジャンにしたってジャベールにしたって、不器用すぎるぐらいまっすぐに生き抜いた人たち。
ファンテーヌだってエポニーヌだって、愛する人を守り抜いた人たち。
アンジョラスをはじめとする学生たちだって、自由を求めて突き進んだ人たち。
それらを全部背負って生きていくマリウスとコゼットはまさに希望の光。
最後はもう涙が止まりません。。
怪我が心配されていたジュンヒョンさん。
わたしが観た分には完全復活と言っていいのではないでしょうか?
力強さと繊細さが必要なバルジャンですが、イケメンっぷりを発揮しながらも後半どんどん「誰かの為に生きる」かっこいい生き方を魅せてくれました。
カーテンコールのときにはリトルコゼットを抱き上げて優しいパパっぷり。
川口さんジャベールも良かったですが、個人的には和音さんファンテがとても好きです。
新演出版ではファンテは強さを全面に出すような演出に変わったそうなのですが、凛とした強さを感じました。
平野綾ちゃんも可愛くて可愛くて。
歌も事前に何を言われていたのかあまりよく知らないのですが、問題ないんじゃないかなと個人的には思います。
とりあえず完全な左右対称な顔が可愛いです。笑
原田さんマリウスも正統派なお坊っちゃまという感じで雰囲気が出ていて好きでした。
ただ、StarSを観た後だったので、いっくんマリウスが観たいと思ってしまうのは許してください。←
この日はe+の貸切公演だったのですが、公演後にイベントがあり、「音楽監督・山口ひで也による、新演出版音楽解説」というのにも参加してみました。
これがとてもおもしろくて興味深い話がたくさん!
急に決まったイベントのようですが、山口監督の熱い要望により実現したイベントみたいです。
言いたくて仕方がない!といった雰囲気が端々に出ていました。
以下、箇条書きで書いておきます。
- 映画の影響はかなり受けており、ファンテーヌを強く描いたのもその一端。「これからオーディションを受ける人はこの強さがないと受からないです!」とおっしゃってました。
- オープニングも音を足して厚みを出すようにした。今までは採掘シーンだったが、新演出版では船のシーン。実は元々作曲したときに思い浮かべていたのは船のシーンだったそう。
- 盆が無くなった分スピード感が増した。今まであった前奏部がカットされたり。
- オケの人数も変わった。シンセ増員。
- 場面に合った音が出せるようにかなり工夫している。場合によっては一回しか使わないようなものもある。ガブのシーンではバケツで音を出したりしている。
細かなマイナーチェンジは他にもたくさんあるそうで言いたいことはまだまだある!とおっしゃってました。
もしロビーとかで見かけたら聞きに来てください!絶対に答えます!と力強く訴えていらっしゃったので、気になる方は山口監督に直接聞いてみるのも手です。笑
今回は時間がなくて前半部分しか聞けなかったので、後半はまたの機会に、ということになったのですがかなり気になるところです。
もし運良く当たった方がいらっしゃいましたら、詳細を教えてください^^
貴重なイベントに参加できて、何だか二倍楽しんだ気分になり帰りました。
次回は6月に入ってから。楽しみはまだまだ続きます。