15:00
정학 ジョンハク : 오만석 オ・マンソク
무영 ムヨン : 최재웅 チェ・ジェウン
그녀 彼女 : 김정화 キム・ジョンファ
운영관 運営官 : 서현쳘 ソ・ヒョンチョル
대식 デシク : 김대현 キム・デヒョン
상구 サング : 정순원 チョン・スンウォン
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韓国では知らない人のいないというフォークソングシンガー、キム・グァンソクさんの楽曲を元に作られたジュークボックスミュージカルで、イメージ的に光化門恋歌に近いのかなーと思っていたのですが、曲に合わせてストーリーを作ったのではなく、ストーリーに合わせて曲を埋め込んでいく形でした。
ただ、現在と過去を行き来しながら進んでいくところは似たようなところがあるかな。
ストーリーとしてはよく考えれば納得いかないこともあり、良くできている！と唸るような感じではありませんが、それでも大きい劇場で観る作品としては楽しめる作品でした。
この曲をここで使うか！といった笑いもたくさん取っていて、ありきたりにしないところは脚本力と演出力なんだろうなー。
わたしは事前にキム・グァンソクさんの曲を軽く予習していったので楽しめましたが、全く知らないで行くとちょっと置いてけぼりを食らうかもしれません。
マンソクさんはヘドウィグ以来2回目だったのですが、前回があまり参考にならないので(何となくわたしの中でヘドウィグは別物)、新たな気持ちで観てましたが、マンソクさんってこんなに歌える人だったのね。。
声にハリがあって素晴らしい。
とよく考えてみると、そういえば韓国ミュージカル界の四天王でいらっしゃいました。
これは大変失礼しましたm(_ _)m
四天王の本領発揮といったところでしょうか。
マンソクさんが歌い上げる曲がいくつかあって、その度に会場からは拍手喝采です。
今日のお客さんはめっちゃ素直でノリが良かった気がします。
役柄としては超真面目な堅物ですが、コミカルな演技で笑わせてもくれました。
今回はSP役で過去と現在を行ったりきたりするのですが、その演じ分けは主に眼鏡でされてましたね。
訓練生の時からSPの最高責任者まで演じるので、色々な制服を楽しめます。
わたしみたいな制服好きとしてはなんとも美味しい。←
一番初めに白タンクに迷彩ズボンで現れたときはちょっとびっくりしましたが、マンソクさんもジェウンさんも鍛えてらっしゃるようで逞しかったです。
まるで早着替えのように次々と衣装が変わるので舞台裏は戦場なんだろうなーといらぬ心配までしてしまいました。
ジェウンさんは今回は自由で明るく、自分に素直な役。
小劇場でばっかり観てたので大劇場で観るのはなんだか不思議でしたが、どんな舞台でもしっかり演じることができるんですねー。
あの澄んだ声は健在で、ジェウンさんの声を聴くと癒されます。
途中で気が付いたどうでもよいことですが、ジェウンさんって口開けずに歌いますね。
歌い上げるところだけ口が開くので音量調節をしているのかと新たな気付きでした。笑
アンサンブルと一緒にダンスを踊るシーンもあり、踊るジェウンさんは初めてみたのですがとても可愛かったです。
腰の動きがステキ。
愛する人を守るためにある決断をするのですが、その時に歌う"사랑했지만(愛していたのに)"が涙を誘う…
わたしの後ろにいた韓国女子が終演後に「サランヘッジマンが最高！」と興奮しながら電話してました。笑
そして、最後のシーンで彼女とジョンハクに向ける哀しげな笑顔でわたしの涙腺は一気に緩みました。
一瞬なので観に行かれる方はお見逃しなきよう！
マンソクさん演じるジョンハクとジェウンさん演じるムヨンの友情と、謎の彼女を巡る三角関係が見所のこの作品ですが、マンソクさんとジェウンさんのハーモニーも素晴らしかったです。
ただ、彼女役のキム・ジョンファさん。
ものすごくキレイでかつ可愛いのですがお歌が得意ではない感じ？
主にデュエットで歌う曲が多かったのですが、完全に2人の声に消されてしまっていました。。
ソロ曲も、うーん、もうちょっと頑張ってほしいかな。
大統領の娘、ハナ役には'春のめざめ'で主役だったソン・サンウンちゃんが出ていましたが、さすがに歌がお上手。
大統領の娘ということで特別扱いされ、友達のスジ(意外な関係性が後で明らかになります)との関係が険悪になりますが、この2人の仲直りシーンも高校生らしくて好きでした。
ハナのSPデシク役としてお昼に駅前で高校生の制服を着ていたデヒョンくん。
髪のセットが違うので全く別人に。
ペアのSPサングとの掛け合いや、お嬢様に振り回される感じがおもしろかったです。
SPはやはり運動神経が必要だからか、アンサンブルさんは屈強な男の人が多くて、上半身裸なサウナシーンもあったり、戦闘シーンがあったり見応えがあって楽しめます。
パンフレットも発売されていて購入しましたが、なかなか内容が充実。
シーン解説みたいなページもあったり、開幕当初のドタバタが嘘のようでした。
これだけ用意していたにも関わらず上演中止とかにならずに済んで、本当によかったですね^^;
ゴタゴタを起こした劇場だったのでどれだけのもんだと思っていたのですが、コンクリート打ちっ放しだしエレベーターも2基しかないのに階段狭いし、椅子もこれどっから持ってきた？みたいな椅子で、全然新しさを感じませんでした。。
こけら落としだったよね？と確認したくなるような感じ。
3Dみたいな映像が使えたりするところは最新なのかしら。
とりあえず、わたしのお気に入りにはならなかった劇場でした。笑
ユン・ジュンサン氏やカン・テウルさんも観たかったですが、わたしの選んだマンソクさんジェウンさんペアは間違いないと自信を持ってお伝えできます。
なんとなく再演とかもありそうな気がするのですがいかがでしょう？？
カーテンコールは撮影OK。
iPhoneで撮ったのでショボくてすみません。
