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思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

【スリルミー】20代男性俳優たちよ、皆こちらへ来なさい

Musical Thrill Me 翻訳
NEWS CULTURE = チャン・ギョンジン コラムニスト

問題。あなたはミュージカル"ジキルとハイド"でジキル/ハイド役を務めた韓国俳優の数が何人か分かりますか?"ヘドウィグ"は?"キム・ジョンウク探し"は?ブロードウェイとウエストエンドではオープンランとワンキャストが普通である。しかし、ミュージカル市場が短期間で急成長した韓国ミュージカル界では、平均3ヶ月の短い公演期間と一つの役に最大6人にも上るマルチキャスティングが普通となった。

'シーズン'という奇異な名前で公演数が多くなり、役名の前に俳優の姓を付けて呼んだ呼称も、特別な姓を持たない以上もはや難しくなった。'回転ドア'はだいたい一つの作品に参加した俳優がどれぐらいいるのかという素朴な疑問から始まった。そうすると、俳優を見るところ作品の色が、制作会社の方向性が見えた。最初の時間はきたる5/17日、7度目(ソウル基準)の開幕を控える問題作'スリルミー'だ。

▲'スリルミー'キャスティング系譜 ©チャン・ギョンジン コラムニスト
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ミュージカル'スリルミー'の主人公'私'と'彼'を演じた俳優の平均年齢はおよそ28歳と26歳。19歳である実際の人物に合わせて20歳になった俳優をキャスティングしたりもした。スリルミーが2007年から2013年の現在まで計7回も公演された間、25名の俳優が舞台に立った。20代の男優にとって'スリルミー'はエスカレーターとも同じ。愛と希望が溢れてくる一般的なミュージカルとは違い誘拐、殺人、同性愛を題材に扱う二人劇は、俳優の新しい可能性を発見するのにこの上なく素晴らしい材料であるためだ。

血気盛んな二人の男は'スリルミー'では絶えず衝突する。各自の願いを叶えるためだ。完全な所有と絆を通じた心理的安静。おかげで脅迫と懐柔が横行し主導権の移行が頻繁に起こる。

大きいものを得るために小さいものを放棄した'私'は主に白い画用紙のような外見の俳優が演じた。チェ・ジェウンは本音を全く出さない無表情な演技で、カン・ピルソクは神経症患者のように敏感に見える痩せた身体で、チョン・サンユンは何となく信じてしまいそうになる垂れ目で、チョン・ソンウは反論などできないような美声で柔らかい雰囲気を出し、外見の強い'私'を表現した。
一方'彼'は情緒的な欠乏を隠そうと鎧を探した。イ・ユルには遮るもののない覇気が、キム・ムヨルにはにたっとした悪口が、チェ・ジェホには大きい背とがっしりした身体が、ユン・ソホには濃い目鼻立ちがあった。悪い男を連想させる強い外見。

表向きは'彼'が殺人を主導し'私'は"彼に従っただけ"だと見える。しかし実際過去を震えながら脅迫したのはいつも'私'で"お前"と呼べば懐柔できると思っているのは'彼'だった。時として主張する者より同意する者の方がもっと恐ろしいという事実を'スリルミー'を観て知った。

それぞれ4回と3回参加し、最も多くの観客に会ったキム・ムヨルとチェ・ジェウン、チョン・サンユンは小さなディテールに反転の振り幅を大きくした人たちだ。'私'をジロリと見たり、幼い子供を誘拐する前にしきりにライターを弄り回していたキム・ムヨルの'彼'からはガラスのように弱い内面の不安が濃く漂ってきた。無味乾燥した声で淡々と事実を語ったチェ・ジェウンの'私'からは不気味さが、'彼'を安心させている間密かに微笑んでいるチョン・サンユンの'私'からは賢さが光っていた。

'私'と'彼'の争いが熾烈になるほど俳優たちの可能性はもっと輝いたし、'私'の視線で展開する劇の特性からか、さらに繊細な演技が必要な'私'を経た俳優たちが浮かび上がった。キム・ムヨルは'スリルミー'を起点として次の段階へ突入したし、チョン・サンユン、イ・チャンヨン、チョン・ソンウなどは有望株として様々な作品へ参加した。

特に'スリルミー'をはじめ、'スウィーニートッド'、'See What I Wanna See'、'春のめざめ'などずっとミュージカルの限界を超え作品を選定してきた制作会社ミュージカルヘブンはキャスティングにおいても挑戦的だった。イ・ユル、カン・ハヌル、ユン・ソホをミュージカルの舞台にデビューさせたことはもちろん、観客にまだイメージが刻まれていない俳優たちを果敢に起用し'スリルミー'を'グリース'の後を継ぐ俳優のインキュベーターとしても成長させた。

ただし、'スリルミー'はシーズンが継続されるにつれスリラーというジャンル自体よりも同性愛に集中したように見える演出が短所として指摘されている。今回2013年公演の演出家栗山民也は2年前から日本の'スリルミー'の演出を引き受けており、昨年、明洞芸術劇場で原作に近い演劇'夜への長い旅路'を披露し好評を受けた。

俳優としては、チョン・サンユンとチョン・ソンウが'私'を、ソン・ウォングンとイ・ジェギュンが'彼'を演じる。もう数回の経験がある二人の'私'と違い、'彼'役のソン・ウォングンとイ・ジェギュンは'スリルミー'新人。特にイ・ジェギュンの場合、今年3月に公演された演劇'ヒストリーボーイズ'の繊細なポスノとは正反対のキャラクターを演じる。1回戦は熟練の'私'とフレッシュな'彼'とのデスマッチだ。

今年も'スリルミー'は興行に成功するのか、不祥事事件に満ちた1年前の汚名を返上することができるのか。多くの質問が飛び出る中だが、2次キャスティング発表はいつでしょうか?眩暈がしそうです。

※写真の出処は記載通りです

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Twitterで教えてもらった記事を訳してみました。
ついに今月韓国で開催!
禁断の森へ迷いこみましょうー。