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思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

パク・ウンテ 三十路思春期 Part2

F.OUND ISSUE > #01 September, 2010   by F.OUND / 2012.03.14
에디터 > 나하나   포토 > 김희언  
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#.4 モーツァルトの成長箱

<Morzart!>の話をしなければならないでしょう。キャスティング発表当時、ネームバリューが最も落ちましたよね。
底辺でしたよ。底辺(笑)
 
それで期待値が低かったですよね。
それが良かったんです。今でもなければいいのに。その時がかえって幸せだったようです。'舞台にただ一回でも立つことができるということがどういうことなのか' 'この沢山のスタッフと出演陣が僕の為に一緒にしていることとは' とそれがとても有難くて幸せだったんです。ネームバリューがないという事実に負担に感じたり、目障りだと思ったりそんなことは全くありませんでした。しかし、今ではそうした初心を無くしそうで怖くなります。そうなるのが自然とおっしゃる先輩もいて、そうしてはならないとおっしゃる方々も多くいらっしゃいます。そういう、自分でもややこしい時期にあるようです。どんなのが正しくなくてどんなのが謙遜なのか分かりません。契約問題だけでもそうですね。周りでは'<Mozart!>をする前と違わないのに。' 'あれ?僕が追求したのは立派な俳優になることだったから、お金にこだわってはいけないのに。' '果たして主人公の人生というものはあるのだろうか?' 俳優としてそれが重要なのに。'  など、価値観に混乱を来たしているのは確かです。でも、今は演技の以外に他の特別な考えをしたくはありません。道理に従って解けるでしょう。
 
考えがだんだん場所を占めてくるでしょう。
僕が<Morzart!>を上手くやり遂げることができなかったとしたら、こんな風に悩みもしなかったでしょう。
 
<Morzart!>を演ってみて自らも満足されましたか?
とても有難い作品でした。歌が上手だと言ってもらえるのに歌を専攻したことがなくて、実際は不足しているところが多かったです。運が良かったは、シルベスター・リーヴァイの作曲スタイルが僕と合っていたことです。<ジキルとハイド>や<ミス・サイゴン>のように力でさっと押し出さなければならないスタイルではなく、高音が多くても大きくト音を打つようなことがかえって表現し易かったです。そうしたら歌に注ぐ力を演技にさらに多く注ぐことができましたし。歌がたくさん助けてくれたんです。演技的な部分も満たせたし。良い評価をしてくれて感謝するだけだったんですよ。それで今は恐いです。責任も大きくて。あたかも千万人を動員したかのように話をしていますが、僕が感じる体感度はそれぐらい大きいですね(笑)
 
人々の期待値が上がってどうしましょう。
恐くなります。'君が踏み台をよくしたのならこれから更に上がらなければならない。発展しなければならない。' 多くの方々がそうお話くださります。しかしながら、"発展"という意味が僕の考えるところと違うようです。大衆的な人気を得るために発展しろ、ということと同じですよね。我が国のミュージカル市場が、無条件の'チケットパワー' を見ると、そういう話をすることもあります。日本の劇団四季にいる時良かったことは、俳優のキャスティング発表を公演の当日にするんです。観客たちはその作品を観に行くときはいつもどんな俳優が出るのか分からないまま劇場へ行くんです。そのまま純粋に作品と劇団を信じて行くんです。まだ我が国はミュージカル自体よりもどんな俳優が出てきて、その俳優が観客の期待する期待値を満たすか、やめるかが重要です。
国内大型ミュージカルの中で作品が良くて成功したケースは<ノートルダム・ド・パリ>しかないようです。<ノートルダム・ド・パリ>を始める時、製作者やスタッフの心意気が良かったんです。’既存のスター俳優ではなく、作品に合う上手い俳優をキャスティングしよう’ ということにフォーカスを当てていました。確実に保障された小切手がない状態でミュージカルを立ち上げることは、容易ではないことですよね。
 
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#5. 天才よりは"誠実マン"

ノートルダム・ド・パリで注目され始めたではないですか?愛着が強いでしょう?

そうですね。ストーリーも良くて、何より歌がとてもいいでしょう。

 
公演を観ると'カテドラルの時代' しか思い出しません。
その歌は今でもとても難しいです。グランゴワール役はするつもりじゃなかったんですよ。グロペン役ができればいいと思っていました。その役がコーラスがあって、失敗しても付いていけそうだったんですよ(笑)。本当に練習をたくさんしました。3月にオーディションを受け11月の公演まで7ヶ月間の間歌の練習をしました。これがその時に受けたストレスでなった髪型です(笑)。シーズン3公演のときに初めて国立劇場に立ちましたが、初めて公演したかのようにうまくできませんでした。本当に時間を信じてあの7ヶ月の間グランゴワール役だけに徹してオールインしたのですが。
 
声が独特で注目されたこともありました。
僕の声が独特であることはミュージカルをしながら知りました。当初はミュージカルスタイルではないとたくさん悪口も叩かれましたね。慣れることとの差異のようです。習熟できないから拒否感が入って。良いことは僕のような声はどこにもいないということ。短所も多いです。ミュージカル唱法を全く知らないまま始めたので既存の唱法を勉強して練習します。そんな過程の後に僕だけのものが出来上がることでしょう。
 
2007年から休まず舞台に立ってきました。
それでも少し余裕があるようにしようとしてこの程度です(笑)。ひとつの作品が終わって他の作品を探さなければ生活が上手くできません。もちろん演劇はもっと深刻ですが、生活をするためには耐えず作品に出てなければなりませんし、耐えずオーディションを受けなければなりません。僕はそういう考えを持っていたんです。その作品をするときはその作品のことだけを考えよう。次の作品はその次に考えよう。でも現実的に実現するのは容易ではありません。まだ中身がないままこの作品をしていて、他の作品をしようとするとこんがらがります。一度<ノートルダム・ド・パリ>と<サビタ>を一緒にしたことがありましたが、グランゴワールを演じているのにドンヒョンが出てきてギョッと驚きました。もちろん僕だけが分かって観客には分からない無意識的な行動や動作だけど、'危ないな。僕の内面がまだ不足してるんだな。' と思いました。
 
ひとつのキャラクターに深く入り込むからではないですか?
そこまで上手くは出来てないでしょう。聞きかじりでキャラクター分析を習い始めたのがもう5年前なのに。他の仕事が出来ないほどキャラクターに嵌るということはひたすら羨ましいことですね。
 
率直ですね(笑)。
10年後ぐらいにそう尋ねられれば'このように嵌っています' と話しますが、今はそのままにしておきます。真似事をする程度でしょう。こうしろと言われた通りにしますが演りながらも'僕は正しくできている?' と疑問に感じることが多いです。
演技に天性の才能があった方々はそれだけ多くの時間を投資されてきたのです。僕はその中に入るほどまだ投資していませんし。それは認めなければならないと見ています。その方々が天才である前に努力をなさったということを。認めたら気が楽になりましたね。
 
10年経てば天才という名声が聴けますか?
名声を聴こうとされるなら申し訳ありません。そしてそんな声を聴くのは嬉しくないことのようです。それだけ責任が伴うからです。"国民俳優"という称号を受けられている方々を見てはいけないと思います。どれくらい負担になっているか。自身が楽しくてしているのに、出来なくなればどうでしょう。失敗すればどうでしょう。そうやって大衆は期待値が高まれば高まるほど責任を問うでしょう。
 
責任というと難しいでしょう。だから熱心にするのでは?演劇会の"誠実マン"で通じたのに。
ところがこの頃軍規が乱れてて(笑)。先輩方がこのようなお話をしてくださいました。''君は基本的なことをするが、あまりにも基本的なことをする子たちがいなくてとばっちりを食うんだ。" と。その言葉が厳しく届きました。それで基本だけでも熱心にしようと思い実践しました。練習時間の一時間前に来て身体を解すこと、覚えなければならないことは全部あらかじめ覚えること、先に来て掃除をすること、練習時間に遅れることになれば先輩方々へ電話を掛けること。こんなこと?最近は守れないこともあります。それでも、それが基本なので守らなければならないという考えは常に持っています。基本ですから。
 
※掲載写真はすべて著作権元に属します
 
***
 
ようやく訳し終えましたー。
所々上手く訳せなくて直訳っぽくなってしまっています。
かなり真面目な人だとは思っていましたが、ドが付くほど真面目な人柄が良く伺えます。
ルキーニを演じることでなんとなくウンテさんもニューステージに入ったような気がしているのですが、本人としてはどうなのでしょう?
どちらにしろ、この真面目さで真剣に新しい作品にも取り組んでいってほしいです。
 
そんなこんなで翻訳に悪戦苦闘している間に素敵なニュースが舞い込んできましたね!
いつキャストが発表になるのかとヒヤヒヤしていましたが、ついに4月26日から始まる韓国版Jesus Christ Superstarのジーザス役にウンテさんが!!!
 
あー、楽しみで仕方ないです。
Gethsemaneのロングトーンをウンテさんが・・!と考えるだけでゾクゾクします><
キャスト発表があったあの日から、JCS祭り絶賛開催中なのですが、聴けば聴くほどウンテさんに合いそうだなーと期待が膨らむばかり。
ユダ役もYB、ハン・チサンさんなど期待大です。
この間会議で、6月は毎週末のように仕事が入りそうな予定が出ていて、リピートは若干絶望的ですがなんとしてでも観に行く所存。