思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

130113 레베카 (レベッカ) @LG Arts Center

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Maxim de Winter : 류정한 リュ・ジョンハン
Mrs.Danvers : 옥주현 オク・ジュヒョン
나(わたし) : 임혜영 イム・ヘヨン
Jack Favell : 최민철 チェ・ミンチョル
Mrs. Van Hopper : 최나래 チェ・ナレ
Beatrice : 이정화 イ・ジョンファ
Frank Crawley : 박완 パク・ワン
Ben : 강민욱 カン・ミンウク

***

ルドルフの興奮冷めやらぬ中、そそくさと新堂を後にして駅三へ向かい、土曜日から始まったばかりの『レベッカ』を観てまいりました。
ドイツでレベッカを観た妹から、ジョンハンさんとジュヒョンのキャスティングはどうなんだろう?という言葉もあったのですが、ここはさすがのお二人。
パワフルでほんとに素晴らしかったです。

ジョンハン先生はお久しぶりの先生だったので声を聴いた瞬間に、あぁこれだ!と妙に納得。
元々のマキシムのキャラが分からないのでどうこう言える立場ではないのですが、とりあえずセクスィー部長っぷりは健在でした。
私と恋に落ちラブラブなときは優しい眼差しで見つめ、レベッカを殺してしまった過去を引きずりながら嘆くときは鋭い眼光になり、歌うときはばーん!と先生の世界に引き込んでいきます。
もっとなよっとしたマキシムもありなのかもしれませんが、こういう強い演技でも全く違和感なく入り込めたし、そこらへんはさすが先生、腕持ってらっしゃいますね。
マキシムの見せ場が多いわけではないですが、わたしの中の先生不足は解消されました。
またもう少しがんばれます。笑

あと、特筆すべきはキスシーンですよ!!
思わずエクスクラメーションマーク2つ付けちゃう!笑
劇中に何度かキスシーンがあるのですが、その度にそっとわたしの顔を両手で包むホールドキッス。
いやはや、これは大変なことになりましたよ。
そんなキッスされたら、女子は喜ぶに決まってるじゃないですか(//∇//)
ジョンハン先生、さすがですな。
これから観に行かれる方はぜひキスシーンにご注目くださいませ。

ダンヴァース夫人役、オク・ジュヒョンさん。
このミュージカルの肝でもあるダンヴァース夫人を見事に演じられていました。
メイクも眉を薄く頬に陰ができるようなメイクにし、観た目から不気味でめっちゃ怖かった。
そんな顔で「レベーッカ!」と歌う姿は同時期に天真爛漫マリーを演じている方とは思えません。
エリザベートのゴージャスなイメージも全くありません。
ほんと女優さんですねー。頭が下がります。
歌の力強さも前より増した気がするし、きっと努力もし続けているんですね。
いわゆるショーストップ状態にも何度かなってて、観客の皆さんも大興奮。
わたしも何度も鳥肌。
カーテンコールのときに、挨拶をしてはけるんですが、その時に片口を上げてニヤッとされるんです。
その顔で会場がまた湧くという。素晴らしい。
男性ばっかりに目がいき、特に好きな女優さんはいなかったのですが、今日のダンヴァース夫人を観て、今のところジュヒョンさんがNo.1だな、と確信しました。
引っ張りだこなジュヒョンさんですが、ジョンハン先生たちのTheatroに移籍されたようなので、益々の活躍が期待されます。

나(わたし)役イム・ヘヨンさん。
可愛い…!
健気な私が愛のためにどんどん強くなっていきますが、守ってあげたい雰囲気はそのままで、まさに女子の鏡。
わたしたちもこうあるべきかしら。笑
特徴的な声ではなくて、一見(ではなくて一聴?)すると消されてしまいそうな声なのですが、不思議とダンヴァース夫人と互角に渡り合ってました。
2幕の最初の窓のシーンは圧巻。
ジュヒョンさんもヘヨンさんもすばらしすぎる。
ジョンハン先生とのラブシーンもいい感じです。
ちなみに余談ですが、イム・ヘヨンさん、学生時代の友だちにそっくりなので、もうわたしにはりよちゃんにしか見えません。

他にはルキーニ役だったミンチョルさんやゾフィー役をされてたイ・ジョンファさんも出演されてるので、結構エリザベートからのスライド出演の方が多いなぁと感じました。

アンサンブルが木の台みたいなの(あれが何なのか分かりません。。)を持って歌うところがあるのですが、足を踏み鳴らしたり台を鳴らしたり、それも雰囲気がミルクみたいだなーと思ってしまいました。

今回は上手の前から4列目という席で観たのですが、やっぱり多少端でも観れるなら前で観た方がよいですね。
もちろんLGは音響も良いので遠くても変わらないのですが、俳優さんたちの表情がよく見える方がわたしは好きです。
ただ、上手だと肝心な階段が舞台袖のセットに邪魔されて見えなくなるので、できるだけ下手の方が良い気もします。

最後の火事シーンは真ん中で炎が実際に上がっていましたが、薄い幕みたいなのを下ろしていてその他はその幕に投影するCGでした。
迫力にはちょっと欠けますが、まぁあれが限界なのかな。
ドイツでは周りに消防車が待機してるらしいので、いつかはそのど迫力シーンを観てみたいです。

終演後、カーテンコールで出演者の方々が出てこられるのですが、最後に出てきたジョンハン先生が胸ポケットからカンペを取り出し、何やら司会を始めます。
「今日は僕の初日なのでご挨拶させていただきます。実はマチネのユ・ジュンサンマキシムが素晴らしかったのでとても心配したのですが、出演者に恵まれて素敵な公演になりました。」とかなんとか。(雰囲気意訳です。)
そして噛みながら誰かを紹介。
かなり噛んでたので誰か全く分からなかったのですが、どうやらプロデューサーのChristian Struppeckさん、CEOであるThomas DorzdaさんMichael Kunzeさん、Sylvester Levayさんがいらっしゃっていたようで舞台でご挨拶されてました。
リーヴァイさんは韓国でもお馴染み(とジョンハン先生が紹介してた)のようで、「サランへヨ!」と元気に叫んでおられました。
あとはストルペック(読み方違うかも)さんを紹介するときに、ジョンハン先生が「私の本当に尊敬する方」と言っていたが印象的でした。
そういえばジョンハン先生、リーヴァイ・クンツェ作品をコンプリートするにはあとはモーツァルトに出演しなきゃいけないんじゃないですか?
悩める神童ジョンハン…ないな!←まさかのモーツァルト役。笑

同時期に7月に再演されるエリザベートのオーディションも開催されていて、それのための来韓もあったようですね。

最後にレベッカを歌い始めたところあたりでわたしは残念ながら時間切れとなり劇場を後に。
ジュヒョンさんが背後で声を響かせていらっしゃいました。

今回は観たい作品・キャストが多かったので、迷いに迷ってのレベッカだったのですが、間違いはなかったです。
できればもう一回ぐらい観たいところ。
今度はオ・マンソクさんでもいいなぁ。

そういえば、幕間にロビーで座って水を飲んでいたら、やたらと背が高くて目立つ人がいるんですよね。
これは絶対芸能人に違いない!と思ってパッと見たら、リュラインでお馴染みのシン・ソンロクさんとチョン・ドンソクさんでしたー。
尊敬する先輩の初演を観にきてたんですね!
2人ともわたしの目の前で話をされてたのですが、背が高すぎてかなり目立ってました。
ソンロクさんは兵役中なので顔を隠すために黒いマスクをしていましたが、オーラがありすぎて隠れてませんでした。笑
ドンちゃんはなぜかスーツの上に運動選手が着るようなベンチコートを着ていて謎な佇まい。
帽子を被っていましたがなんだか顔がキラキラしてました。
日本のウェルテルもがんばってほしいですね!

ということで感想おしまい。

おまけに2m大のマキシムさんたちをどうぞ。
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国民の夫、ユ・ジュンサン氏。

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我らが先生、リュ・ジョンハン氏。

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伝説のヘド、オ・マンソク氏。