初のミュージカルはしごは韓国で。
という記念すべき日なのにソウルは大雨でして。大学路で温かい気持ちにしてもらい、心躍らせて時間あるからお茶でもしよう!とアックジョンへ行ったのはいいのですが、目的のカフェが駅から離れているのにタクシー捕まらず。その状態は帰りももちろん同じで、結局城南アートセンターに着いたのは19:40でした。もちろん遅刻><
遅刻したわたしたちが悪いんだけど、公演はすでに始まっていて、中には入れるんだけどこの辺に座っておけと案内されとりあえず座る。一番前の席のチケット持ってるのに〜!開始時間にはくれぐれも遅刻なさらないことをオススメします。←
ただ、わたしたちみたいな人は他にもいて、後から案内された人たちはかなり自由に座ってました。もしかして自由席なの?と思わんばかりの自由さ。確かに後ろの方ガラすきだったしね。。会場がなんだか広い分空席が目立っていてちょっと寂しかったです。
4/21 sat 19:30 メインキャスト
モーツァルト:パク・ハングン
サリエリ:カン・テウル
コンスタンツェ:イ・ヘリ
アリージア:キム・ミンジュ
レオポルド:イ・キドン
ナンネル:ホン・リュニ
第一幕は神童モーツァルトがどんどん調子に乗っていくところ。←
アリージアとの恋やコンスタンツェ一家の掛け合いとか比較的楽しく明るく進みます。
(今回観たミュージカルの中で一番不勉強で行ってしまったのであらすじが分からず、ストーリーを解説できる語学力がないのでお許しください。。)
今回公開オーディションで見事主役を射止めたKIHOOことパク・ハングンさん。個性的な声で妹とSJのイェソンさんみたい!と盛り上がっていましたが、かなり激しく動き回りながら全くブレずに歌い上げる実力はかなりすごいものがありました。ジュンスがそうであるように、こういった特徴がある声だと、その人だけのミュージカルになるからそれはそれで面白いとわたしは思っています。特にロック要素の強いこの作品ではうってつけだった気がします。
アリージア役のキム・ミンジュさん。可愛い…!顔が小さくて、日本人でいうと貫地谷しほりちゃんに似ている感じ。アリージアのソロ「BIM BAM BOUM」でドレスを着てど真ん中から登場するんですが、照明効果も合わさってほんとに綺麗。声も澄んでて気も強そうな感じがよく出てて、初見だけどこれから楽しみです。
コンスタンツェなヘリちゃん。ダビチの動かないヘリちゃんしか知らなかったので、動きながら歌う姿に感動。← いつものヘリちゃんのように高いとこもキレイに出てたし、アリージアとの姉妹対決も迫力あったし、とても良かったと思います。ただ、もっとメイクしてあげればいいのに…という気もしないでもない。だって普通のヘリちゃんなんだもん!舞台メイクしよう!
そしてわたしたちの最大の目的、カン・テウル兄貴!RENTでも抜群の歌唱力でロジャーを演じわたしたち姉妹をドキドキさせてくれたテウル兄貴ですが、今回はこのミュージカルの影の主役とも称されるサリエリでご登場。第二幕からはめでたく一番前の席へ陣取ることができ、テウル兄貴の登場とともにドキドキ。背が高くて足長くてほんとかっこいい!鋭い視線もまた良し!客席に降りてくる演出があって目の前通ってくれましたが、オーラが半端ないです。THE男前。モーツァルトの才能を前にして嫉妬に駆られるサリエリが歌う「Le Bien Qui Fait Mal」、周りのダンサーの妖艶さも加わって圧巻。シャウトも最高。
第二幕は第一幕と変わってモーツァルトの苦悩や確執が描かれるので重めな雰囲気ですが、それでも宮廷の司教たちがコミカルで笑わせるところもあったり、舞台全体がロックとオペラとクラシックを混ぜたとても面白い構成になってたり、バレエの要素をふんだんに取り入れたダンスアンサンブルだったり(ちゃんとトゥシューズも履いてた!)、見所も満載。
特にラストのクライマックスシーンの美しさは必見。もっとお客さん多くてもいいのに!と思わずもったいなくなってしまいました。やはり城南という立地のせいかしら。今大きなミュージカルがいくつも演ってるからきっと公演場所が取れなかったんでしょう。(←推測です。)再演するときはぜひソウルで!城南はソウル市じゃないよ!京畿道城南市だよ!SBSがんばれ!