24話一気に見ました。
このドラマ、わたし相当好きかもしれないです。
脚本、設定、俳優さんどれも好き。
ドラマの内容は割愛しますが、現在も韓国で使われている「ハングル文字」を創製した世宗大王の時代、そのハングルを巡り、創製の理由や背景、反対勢力との抗争などを描いた作品。
「韓国版ダヴィンチコード」だとどこかで見たことがありますが、ミステリー時代劇に分類されるのかな?
ダヴィンチコード自体をだいぶ昔に読んだので、いまいち思い出せないのですが、それがどうであり、ほんとにおもしろかった。
元々は小説が原作のようですが、今までみた時代劇とは一味違うような気がします。
まず、こういったドラマには必ず悪役が出てきますが、どうして悪役になったのか理解できること。
権力争いってほんとにドロドロで、見ていて疲れる場合が多いのですが、その辺りがこのドラマでは少なかった。
まったくない訳ではないですが、国を素晴らしいものにしようという心意気があってのことで、理解に苦しむ悪役が出る!ということはありませんでした。
どれも好きだと言いましたが、中でも秀逸だったのが、やはり世宗大王役のハン・ソッキュさんの熱演じゃないでしょうか。
なんと16年ぶりのドラマ出演だそうで、映画へ活躍の場を移していたハン・ソッキュさんがドラマの脚本に惹かれて出演を決めた、と話題になっていましたよね。
ハン・ソッキュさんといえばわたしは『シュリ』のイメージなのですが、それ以外でもかなり色々な作品を大ヒットさせている演技派の大スターです。
草彅くんが「一番好きな韓国俳優」と言っていたり、このハン・ソッキュさんの映画を見てハングルを勉強し始めたというのは有名な話。
世宗大王については、わたしにはハングルを創って、光化門に銅像があるぐらいしか知識がないのですが、きっとこうやって悩み苦しみ抜いて民のために文字を創製したに違いない、と思わせてくれました。
悪態をつく王、嘆き悲しむ王、屈託のない笑顔で笑う王。
その表現がどれも素晴らしかった。
あとは静かな表情の中の凄みというか。
韓国ドラマにはお国柄、逆上するかのように感情を爆発させる人物が多いです。
そんな中なのでものすごく新鮮だったし、凄みが増していました。
その辺りは脚本の良さなのかもしれませんが、もっとハン・ソッキュさんのドラマが観てみたいと思ってしまいました。
世宗大王の青年期はオオカミ少年こと、ソン・ジュンギくんが演じていますが、これもまた良かったなー。
ソン・ジュンギくんとハン・ソッキュさん、全然似てないのですが、このドラマ観てたら同じ人間に見えるんですよね。不思議なことに。
その辺りも演技力ですよね。
ちなみにこのお二人です。失礼ですがどちらもかわいい。笑
カン・チェユン役のチャン・ヒョクさんは好きな俳優さんなので、いくつか作品を観てますが、『推奴』に続きの時代劇。
同じく復讐を誓う役なので、 チャン・ヒョクさん自身も混同されないか不安で出演を断ろうかと思ったそうですが、作品性に惹かれて出演を決めたそうです。
こういう役がよくお似合いですよね。
チャン・ヒョクさんは激情型(?)の演技をされる方なので、ハン・ソッキュさんとの対比がすごく良かった。
顔はイケメンですし。←え。
ソイ役のシン・セギョンちゃん。
セギョンちゃん、この作品で初めて見ましたが、これは有望株だわ。
あんなきれいな顔立ちで演技もできるだなんて。
残念ながらジョンヒョンとはお別れしちゃったようですが、ファン多いんだろうな、きっと。
長すぎる韓国時代劇には中々手を出せないでいる方も多いかもしれませんが、これは自信を持ってお勧めできます。
ハングルを勉強してる方などは特に。
ぜひハングルの裏側にある世界を垣間見てください。
この素敵な俳優さんたちがお待ちですヨ。