釜山2日目の朝。
ちょっと早起きして散歩がてら、名物だというテグタンを食べに行きました。
鱈のダシがしっかり出ているさっぱりスープ。
鱈と大根とが入っています。
二日酔いにも効く、と書いてありましたが、こんなにさっぱりしてたらほんとに効くかも。
とにかく美味しかったです。
その後は釜山を後にして移動です。
直前まで自分たちで回ろうとしていた慶州ですが、事前にあまり情報を集める時間がなく、自分たちでは回りきれないかも、ということで急遽ツアーを予約することに。
この選択は大正解でした。
慶州広すぎです。
とても一日では回りきれませんし、自分たちだけでは無理なところだった。。
とりあえず釜山を出発するツアーに入り、慶州で降ろしてくれるというので後半は良洞村へ行ける別コースに。
釜山から仏国寺まではだいたい2時間弱ぐらいで到着。
あいにくの雨です。そうです、雨女はわたしです。
10ウォンのデザインの塔だとか、仏教のあれこれとか色々教えてもらいながら巡り、思い思い写真撮影。
最近になって猪が裏にいることが分かったそうです。
次は石窟庵へ。
仏国寺からかなり山道をくねくねと登っていったところにあります。
地図だと近くに見えるのに歩いてなんて全く不可能。
ツアーでよかった、と思う瞬間でした。
バス降りてからも結構遠くて、20分ぐらい歩いたところに石像があります。
かなり科学的な石像らしく、千年以上経った今でもかなりきれいに保存されてました。
写真撮影は禁止だったので、近くにあった提灯を。
カラフルできれい。
この提灯はいわば絵馬のようなものだけど、白い提灯は死者を祀っているものだそう。
お昼ご飯は慶州名物のサンパッ。
野菜にご飯とか色々なものを混ぜて食べる料理です。
真ん中の鍋の中は豚肉も玉ねぎとネギを炒めたもの。
焼肉のサンチュ然り、包んで食べるのが好きなわたしとしてはなかなか美味でした。
ご飯を食べた後、良洞村へ行くわたしたちは新たなガイドさんと合流。
慶州市の文化解説員をされているクォンさんという方。
この人との出会いが、慶州を好きにさせてくれた一番の要因だったかもしれません。
クォンさんは解説員の仕事のため、良洞村に住んでいたこともある本格的なガイドさん。
日本には海外渡航が自由化された1988年すぐ、東京芸大に3年間留学されていたそうです。
インドに行ったときに出会ったガイドさんにも非常に良くしてもらったのですが、今回のクォンさんもほんとに素晴らしい方でした。
発言も中々哲学チックで、名言集ができそうだった。笑
ガイドさんってやっぱり色んな人を見るから視野もグローバルになるのかしら。
良洞村は珍しく二つの姓がある村だそうです。
そういった、ガイドブックには載ってない色々なことも教えてくれました。
ツアーには善徳女王が建てたという瞻星台ですが、ツアーの中に入っていたときには車窓からしか見えず、
本来ならば見れるはずですよね?と遠慮がちに聞いてみると、ツアー後にガイドさんが個人的に連れて行ってくれることに。
なんてありがたい><
ガイドさん曰く、瞻星台は実は365日を表しているのではなく、占星台だったという説があるとのこと。
星の観察が目的ではなく、恐らくソラボルに向かった穴から善徳女王だけが神の声を聞けたということを表しているのではないか、との考え方が今は一般的みたいです。
ガイドブックにはこんなこと書いてないもんねー。なるほど。
ちょうどその瞻星台の周りの公園では花まつりなるものが開催されていて、ゆっくり見て回ることができました。
慶州は奈良と姉妹都市だそうで、ソメイヨシノが有名だそうです。
他には睡蓮畑だとか秋桜畑だとか。
今はちょうど秋桜の季節で、色んなとこにきれいな秋桜畑が広がっていました。
そこで催し物としてアジュンマたちがしていた花のマニュキュアをわたしたちも体験。
プンサンファというらしい。
花でも色が付くのが不思議!
初雪がこのマニュキュアをした爪に落ちると恋が叶うらしいです。
さすが韓国、ロマンチストの国。笑
その後は大古墳群へ行き、古墳塚から発掘されたものの説明だとか、仏教がいつ頃新羅に入ってきただとか、色々教えてもらいました。
まさに新羅の歴史を巡る旅になってきました。
この辺りで日も完全に沈み、夕食どきに。
観光客が行かないようなところに行きたい、というわたしたちのリクエストをクォンさんが聞いてくださり、アワビのお店に。
辛さを半分にしてもらいましたが、結構辛かったです。
でも海鮮の旨みたっぷりで美味。
中身の汁を吸うんだよ!と赤ホヤの食べ方も教えてもらいました。
その後はライトアップされてるから、と東宮に連れて行ってもらい、人工的に作ったすごく合理的な池の説明をしてもらいながら今回の旅は終了です。
クォンさんには時間外なのに色んなところに連れて行ってもらい、しかもタダでガイドしてもらい、そしてホテルにまで送ってもらうという、通常あり得ないコースをお供していただきました。
ほんとにありがたい><
だいぶ遅くなってたので明日は早めに起きてバスターミナルまで行こうと話していたら、ホテルの電話が鳴ります。
何事かと思って出てみると、電話の主はさっき別れたばかりのクォンさん!
なんと明日の朝、迎えにきてバスターミナルまで送ってくれると言うではありませんか!
なんて優しいの…><!
結局次の日の朝、早かったにも関わらず、約束通りクォンさんが迎えに来てくださり、無事安東へ向かうことができました。
こういう素敵な出会いがあるから、個人旅はやめられない。
いい人に出会えて幸せです。
오빠, 진심으로감사합니다!!