思ったことを好きなだけ

タイトル通り記録用の超個人的ブログです。音楽・旅行が好き。

120624 日韓ルドルフトークコンサート @Tokyo

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韓国でエリザベート上映中に開催されたトークコンサートが、現在日本での公演に合わせて日本でも行われることになり、スンデさんに会いに行ってきました。

場所はニッポン放送のイマジンスタジオ。
地下にあるそこまで大きくない会場です。
わたしは前売りでチケットを買ってたんだけど、急に誘った友人は当日券で入ることができました。
でも会場はほぼ満員。
一番後ろが8列目だったので、全部で120人ぐらいかな?

開始までは韓国版エリザベートの曲たちがBGMとして掛かってました。
きっとわたしが持ってるOSTのDisc1だねー。
スンデさんとジョンハンさんペアのだ^^

司会はキム・テイさん。
韓国でのトークコンサートでも司会を務めた方だそうで、とても可愛らしい方でした。
もしかしたらスンデさんのことを知らない方もいらっしゃっるかもしれない、ということで映像でスンデさんのご紹介。
BGMはモーツァルト!のシカネーダーの曲。
今までの出演作を写真で追っていくのですが、エリザベートのところでは主に稽古写真が使われてたみたいです。
ジョンハン先生との「闇が広がる」の写真も出てて、思わず背筋が伸びるわたし。笑
チャンウィおっぱもジュンスもちょっとだけ出てました^^

そして、紹介の後、キム・テイさんの呼びかけでお2人が登場!
会場の後ろから観客の合間をぬって出て来てくれましたー。

第一印象としては、平方くん男前!スンデさん何かキラキラしてる!笑

ルドルフトークコンサートなので、エリザベートの話がほぼ占めてたんですが、同じ役をやっているせいか、兄弟のようにとても仲の良いお2人。
再会したときは両手を取り合って飛び跳ねたそうです。
その場で再現してくれましたが、それがめちゃめちゃ可愛かった!

3月に韓国で平方くんはエリザベートをルキーニの1人だけ観られなかったそうですが、トート3人、ルドルフ3人観ることができたそうです。
平方くんはその時の感想を、スンデさんは昨日の平方くん出演エリザベートをご覧になったようで、日韓エリザベートの違いを尋ねられてました。

●全体について●
平方くん:韓国のエリザベートはキャストも若く、その分パワーが凄かった。

スンデさん:実際演出的にも自分たちは勢いだとかパワーで強く押そうとしていた。 日本のエリザベートは長い時間をかけて作り上げているだけあって、取捨選択されており、品の良さや繊細さを感じた。

●ルドルフについて●
平方くん:韓国公演を観たときはまだ歌稽古が始まったぐらいだったので気楽に観ていた。スンデさんのルドルフはとても賢くて、自分のイメージしたルドルフに近く悔しい気持ちも感じた。

スンデさん:日本ではルドルフを丁寧に描いてくれていて「嫉妬」した。(昨日「嫉妬」という日本語を覚えたそうです^^)日本の方がよりルドルフを愛して、作り上げているように感じた。平方くんのルドルフは情熱や不安を良く表現していて感動した。

●トートとのキスシーンについて●
いきなりこの質問ですか?と平方くんが突っ込んでましたが、観客は興味深々です。笑
日本も韓国もやはり演じ手によって解釈が違うので、違った雰囲気になるらしい。

平方くん:祐様は威圧感が凄い。壁が迫ってくる感じ。圧力が半端なくて思わず目を閉じてしまう。石丸さんはソフトな感じ。マテは外国人らしく激しさがある。奪われる感じ。たまにキスシーンの後にニコッと笑うときがあって、思わずドキッとしてしまう。(いろんな意味で。笑)

スンデさん:ジョンハンさんはベテランなので絶対的なパワーがある。強く当たってくる感じ。チャンウィさんは自分が触れるだけで死をもたらすと考えていて、キスシーンもソフト。ジュンスは一番若いトートで勢いもあるので、自分の呼吸まで全部持って行かれるような気がする。

興味深いです…!


●韓国ルドルフトークコンサートで交換したもの●
スンデさん:せっかく韓国まで来てくれたので美味しいものを食べさせてあげたいと思っていたが、公演中で見つけられずそれなら役に立つものをあげたかった。会話の中で歌詞の内容についての話があったので、ルドルフの部分を全部手書きで書いてプレゼントした。

平方くん:直接手書きしてくれたのが嬉しくて、自分も御返ししたかったが近くに紙がなかった。しょうがないのでホテルの紙に手書きした。

スンデさん:新羅ホテルのね!自分も凄く嬉しくて、特に最後に「今回は優しくしてくれてありがとうございます。ヒョンと呼んでもいいですか?」と書いてあったことが本当に嬉しかった。

だそうです。
平方くんはところどころで「ヒョン!」と呼びかけていて、それだけで萌えますよね。笑

言葉は通じなくても良い関係が築けてるのが分かって、心が温まります^^

平方くんは自分で読もうと思ってハングル電子辞書に挑戦したものの、難しすぎて3文字ぐらいで断念。ハングルができる方に訳してもらったそうです。笑
スンデさんはとても嬉しかったので、プレゼント部屋(そんな部屋があることに平方くん、キム・テイさん、観客一同驚き@@!)に額に入れて飾ってるんだそう。

この辺りで日本語版エリザベートのダイジェストが映像で流され、もう一度エリザベートの話に。
日本版ではルドルフがハンガリーで馬車に乗るシーンがあって、その場面の写真が映されたんだけど、スンデさんが、馬車乗ったことないよー!と嘆かれてました。

基本的にルドルフは床に這いつくばってばっかり!地面に一番近い!とのことで、観客の皆さん爆笑。

そして立ち上がって、後ろにいる社長に「嫉妬!嫉妬!さじゃんにーむ(社長ー)!」と訴えられてました^^
あまり関係ないけど、写真のマテトートの表情が超楽しそうで、思わず平方くん、これトートじゃなくて完全にマテだよね!と笑ってました。


●ママ鏡の違い●
ここも日韓で大きく違う部分で、話が盛り上がってましたね。
日本版では実際エリザベートとルドルフは会うことができて、一度手を取るんだけどそれをエリザベートが振り払う。韓国版では鏡の向こう側にエリザベートがいて、ルドルフと会うことはない。
韓国でスンデルドルフを観たときに一番ぐっときたのがこのシーンで、思わず泣きそうになったんだけど、スンデさんは一度でもいいからオンマに会いたいと思いながら歌ってたそうです。

韓国では実際にはエリザベートはそこにはいなくて、鏡に映った姿はルドルフの想像の中の姿だそうです。
そんな演出になっていたなんて気付かなかったなぁ。

日本では実際エリザベートと会うことが出来て手も握れる。
結局は振りほどかれてしまうんだけど、スンデさんはそのシーンを観て、とても羨ましかったそうです。
なるほどなーと考えさせられました。うん。

舞台を観た後、スンデさんが楽屋を訪問した際に「日本のお母さんに会いたい」と言って春野さんにお会いしたそうです。
春野さんは両手を伸ばしてハグをしてくれたそう。
抱きしめた春野さんが細くて胸がぎゅっとした、苦労してるのかもとルドルフの気持ちになって心配した、そう言ってました。

平方くんは平方くんで、解釈が難しかったこの部分を韓国版を観ることですっと理解できたそうです。
お互い刺激し合ってるんですね、やっぱり。いい関係だわ。

話は変わって、エリザベートの中で好きな曲は?という話になり、鼻歌で歌ってる歌を教えてくれることに。
韓国のトークコンサートでスンデさんがマダムヴォルフのテーマって言った(?)ので、平方くんはそれが頭から離れなくて、公演中なので鼻歌の9割はエリザベートの曲だそうですが、その中でもマダムヴォルフ率が高いそうです。
スンデさんにとってはマダムヴォルフはシャワーの時の曲らしい。
シャワーする振りしながらワンフレーズ歌ってくれました^^
平方くんは公演中でダメだから、スンデさん歌って!とキム・テイさんがナイスな振りを。
欲を言うならもっと聞きたかったけど仕方ない。

その代わり…ではないですが、ルドルフ役以外にも2人は同じ役をしていたということで、ロミオとジュリエットのティボルトの曲を歌ってくださりました。
『世界の王』という曲みたい。
スンデさんがソロのところだけが韓国語で、後は全部日本語。
スンデさんは大学受験のときぐらい一生懸命練習してくれたそうです。
平方くんはエリザベートより緊張する~!と言いながら力強い歌声を聴かせてくれました。
二人とも勢いがあって素敵ですね。
もっと聴きたかったぁ><

順番前後しますが、質問コーナーもありました。
公演前に必ずすることはありますか?という質問者に対してのスンデさんの話がとても印象的で、韓国では開演15分前にみんなで手を繋いで円になるんだそう。
宗教はみんな違うけど、各々でお祈りや瞑想をすることで集中力が高まる、と平方くんにも是非やってみて!と力説してました。「元基が率先してやるんだよ!」みたいに。
対して日本はそういった円陣組んだりする場合もあるけど、今回のエリザベートはそんなことはしないらしい。
開演まで会わないキャストもいるって。
公演準備期間が日本はシステム化されていて一ヶ月、韓国は三ヶ月ぐらいやってるって前回の韓国トークコンサートで言ってたそうですが、そういったとこでも違いが出てくるのかも。

あとは忘れてはいけない!
演出家の小池先生が顔合わせの時に、韓国エリザベートを観た人?と呼び掛けたそうですが、実際は誰も観ていなくて、平方くんだけが恐る恐る手を挙げたそうなんです。

三回も観たと言うと、お前すごいな!と驚かれたそう。
その時にあの小池先生がめずらしく「韓国の俳優たちのパワーはすごい。はっとさせられた。あのパワーを自分たちも取り入れてより良いものを創っていきたい。」といったことを熱くかたっていらっしゃったそうです。
これを聞いた後で、小池先生のインタビュー記事で、韓国ミュージカルのことを褒めてくださっているものを見つけました。
興味のある方はこちらをどうぞ。
http://www.pia.co.jp/konohito/koikeshuichiro/index.php

 

小池さんは演出家の非常に高名な方ですが、この記事を読んでこんなド素人のわたしたちが感じることと同じことを思ってらっしゃるんだな、と少し嬉しくなりました。
今回のルドルフの二人のように、お互い刺激し合って高め合っていける関係でいられればよいですよね!

ほんとにスンデさんと平方くんの話から色々な話を聞けて、あっという間の楽しい二時間でした!
今わたしの興味は韓国寄りですが、演出はやはり日本独特の繊細さが素敵だし、食わず嫌いならぬ見ず嫌いはわたしの美学に反するので(笑)、財力が許す限り色んなものを観て見聞を深めたいと思います。

あ、そういえば、最後に、スンデさんがリュ・ジョンハンさん、パク・ウンテさんもスケジュールを調整していると付け加えてお話してましたよ!
どんな形になるのかは分からないですが、お二方名指しで言ってくれたので、本当に何かしらの話が進んでいるのではないでしょうか?
わたしのツートップが日本にいらっしゃるなら、ファンミであろうと公演であろうと(公演だとめちゃめちゃ嬉しい!!!!)、仕事があろうとなかろうと駆けつけますので!!
ぜひ宜しくお願いします!!

さじゃんにーーーむ!!